お茶検査“論争”
東京新聞 2011年5月22日 朝刊
毎年、父の日には地元産の新茶を送るけど、今年は送れるかどうかわからない。
「娘が送ってきたから」って知り合いにおすそ分けするらしいけれど、
今年は嫌がられるかもしれないから。。。
荒茶か生葉かを早く決めて、はっきりさせないと、
ドキドキしている農家の人が気の毒だ。
・・・こんなに離れているのに。
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町内には結構、お茶農家が多い。
製茶工場がすぐ近くにあるので、例年、GW後半からそのあとの1週間ほどは、
家の前を摘み取った茶葉を荷台一杯に積んだ軽トラがひっきりなしに通る。
お茶を加工するので、家の外に出ると、むせ返るくらいお茶が香る。
遅霜の影響で一番茶の摘み取りが遅れた去年。
今年は霜の被害がなかったようで、大丈夫だと言っていたんだけど・・・
トラック少ないな。今年は。。。
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製茶工場がやっている売店に行くと、
店頭にはJAが検査した放射線量の検査結果の表が張ってある。
「規定値を超えるセシウムは検出されませんでした」
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今年は、霜の影響はなかったものの、その後の寒暖の差が激しさのため、
新芽があまり伸びなかったので、茶葉の量が少なかったらしい。
・・・それに放射線量の話が重なって、刈り取りを控えている農家もあるらしい。
せっかくお茶を作っても、買いたたきではないが、
「しょうがないから引き取ってやる」
くらいのこと言われているそうだ、製茶工場は。。。
切ないねぇ。。。